スコーン家HARUのふたりごと／浜松市スコーン専門店

春。
ここ数日、雪と大寒気で何だか冬に逆戻りな日々でしたが、もうすぐ、春ですね。


「実家に帰る事になったので、今日が最後なんです」

「3月いっぱいで転勤になるので浜松を離れるんです」

「引っ越すことになるので今日が最後になります」


昨日ご来店下さったお客様からのお別れのご挨拶。


温かな春。
寒い冬に眠っていた植物達や動物達も元気に動き出す季節。
はじまりの季節。
出会いの春。

太陽がキラキラ眩しく感じる春。

そんな景色を思い浮かべながら決めた店名。

HARU


もうすぐ一周年を迎えます。

早く温かくならないかなぁ。


温かな季節がやってくる楽しみと、
一周年を迎える嬉しさと✴︎

そんなワクワクな気持ち一色だったのですが、昨日のお客様からのお別れのご挨拶を聞いて、

春はお別れの季節でもあるんだなぁ...

と急にとても寂しい気持ちになりました。





いつだったか、相方KURUコと二人で話した事。

HARUによく足を運んで下さる方々の、そしてそのお子さんやご家族さまの、思い出のカケラになれたら嬉しいね。

「子供の頃よくママが買ってきてくれたHARUのスコーン」

「学生の頃よく買いに行ったスコーン屋さん」

「あのアパートに住んでた頃よく通ったHARU」


いつか浜松を離れて、時が経った頃に
「HARUのスコーン よく食べたな〜」とか、
「あの店のスコーン好きだったなぁ〜」とか、
「HARUってまだあるのかなぁ？」
「もうあの二人おばあちゃんかねぇ^^？」

そんな風に懐かしく思い出してもらえたり、大切な思い出の一つになれたらすごく嬉しいね✴︎



そんな風に話していたのを思い出しました。

お別れはやっぱり寂しいです。
でも、新しい場所に旅立つ方々にも、この場所でまた新しい春を迎える私達にも、また新しい出会いが待ってます。


2015年春、たくさんの人達にたくさんの素敵な出会いがありますように✴︎

そして、HARUがいつの日か、誰かの素敵な思い出のカケラになれますように✴︎